気まぐれ2006年05月18日 12時35分29秒

 
 『「気まぐれ」とは言ってもいくらなんでも気まぐれ過ぎる。“日誌”というタイトルを付けたんだから、もうちょっと頑張ってよ・・・』

 『じゃあ、“日誌”をタイトルから外します』

いや、そういう問題ではありません。

日の経つのは早いな~(遠い目・・・。)
などと言っている場合でもありませんね。

確かに、無気力になっていますね~

他人事みたいに言っていますが、
良くない傾向です。

空を見上げる、風を感じる心の余裕が無いのです。
時間の余裕(使える長さ)と
心の余裕(思いをめぐらすアソビの部分)は必ずしも
比例していたり、イコールだったりしないのだなぁ。

実質的な時間は充分あるのに何故か
心が忙しなかったりイライラしたりすることがあります。

そういえば、菜の花まつりの後
会場となった雑木林に行っていません。

気候の穏やかな日に新緑の中に身を置いていると、肩の力が ほわ~っと 抜けていく気がしますよね。
 そうだ・・・雑木林に行ってみよう・・・

あ、でも もうそろそろスズメバチが出てくるな・・・

ホウネンエビ2006年05月19日 12時10分42秒

 2年前に農民センターの会員さんに

「これで田んぼの除草をしているんだ。生きた化石だよ。
持って帰って観察してごらん。」

と頂いたカブトエビを、田んぼの土や水とともに小さな水槽に入れておいた。カブトエビは産まれてから1ヶ月ほどで死んでしまうらしく、頂いたときはすでに寿命だったとみえて、何日かすると死んでしまった。

 『居なくなったら水を静かに捨てて土を乾かし、次の年にまた水を入れると孵化するよ』

と聞いてはいたが、自宅の軒下に放置されあっという間に1年が経った。

 昨年ホウネンエビがその水槽に入れられ、1週間ほど泳ぎ回っていたが、やはりいつの間にか居なくなってしまった。
 その時のホウネンエビは沢山の卵を持っていたため、
『孵化するかも』と思い、つい5日ほど前に水を入れてみた。

 今朝水槽を覗くと3mmほどのホウネンエビ数匹を確認することが出来た。

 昨年飼っていた?(水槽に何日間か放置されただけだが)ホウネンエビは、無色半透明で緑色を帯びていた。11対の脚があり、エビフライのような(言葉の表現が稚拙だがわかり易いと思う)赤い尾がチャームポイント。かどうかはわからないが、特徴的だった。

細かい脚を『しょわしょわしょわ~~』と絶えず動かして背面遊泳する。もっとも『しょわしょわ~』などという音はしない。実際に目で見てみるとなんと表現してよいか分からないような動きである。

 カブトエビは、カブトガニ・・というか、三葉虫・・ま、どちらも実際に目にしたことはないので良くは分からないが、そんなような風貌で、まじまじと見ると『気持ちが悪い』。
 それに比べればホウネンエビはかわいらしいほうかもしれない。
英名は Fairy Shrimp 

 妖精の観察がそれほどの思い入れもなく始まった。

数匹どころか・・・2006年05月22日 12時50分32秒

 ホウネンエビが入っている水槽を見た。
『5~6匹はいたよな~・・・』

まだまだ小さくて、無色透明のそれらは
目を凝らさないと見えてこない。

しばらくじ~っと水槽の中を覗き込む。
『あれ?・・・いたはずなのに・・・』

『(ホウネンエビ)居るか?』父が声をかけてくる。
『うん・・居るはずなんだけどさ・・・あれ?・・・』

『居ないだろう?見えないぞ。』

『え~・・・おかしいな~・・・居たんだから本当に・・・』

『・・・・・。』

 そんなはずは無いと、一層目を凝らす。

・・・いたいた。 え?・・・うわ・・・何これ・・・

数匹どころか、
数え切れないほどのホウネンエビ。
数十匹はいるだろうか。

 興味を持って集中しないと見えてこないものがある。
興味がなくなると見えなくなるものがある。
いや、見えないというより、
気がつかなくなる。と言った方が良いのかな?

 数十匹のホウネンエビは
相変わらず『しょわしょわしょわ~』と脚を動かし、
『ツイッ ツイーッ』と飛びのく。